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自然に触れる機会が少なくなったベトナムの都会っ子たちのために、 レジャー感覚で野菜作りができる体験農場を運営しています。
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晩御飯の後で家の外に出て涼んでいたら、ホタルが飛んできました。

都会の子供たちはホタルという昆虫の名前は知っていても、実際にホタルを見る機会はほぼありません。

娘を呼んでホタルを見せたら、「光ってる、光ってる。ホタルが光ってる」と叫んで、とても喜んでいました。初めてホタルを見たはずですが、自宅でテレビの動物・昆虫番組を良く見ているので、ホタルのことは知っていたようです。

この辺ではずいぶん前にホタルがいなくなってしまったそうですが、ここ4~5年前からホタルが再び姿を見せるようになったそうです。

その原因ですが、農家が米を栽培しても利益が出ない、若者の都市への流出で後継者がいないなどの理由で休耕地が増え、その結果として農薬の散布が少なくなったため、ホタルが復活したということです。

農業をやめたことで自然が戻ってきたという何とも皮肉な話ですが、問題は農業自体にあるのではなく、農薬・化学肥料の乱用に象徴される農業の効率化が原因だと思います。本来は、自然循環機能により土地が浄化されたり、田んぼの保水機能が働いて水害を防いだりといったように、農業をすることによって豊かな自然がはぐぐまれてきたはずです。

農薬・化学肥料を扱う企業はまず手始めに、彼らの製品を使えば収穫量が増える上に作物の世話も手間がかからなくなると大宣伝をしました。さらに、製品を試用品として無料で配ったり、分割払いで購入できるようにしたり、銀行でローンを組みやすいように便宜をはかったりして、ベトナムでも多くの農家が農薬や化学肥料を大量に使用するようになりました。

確かに初めのうちは格段に収穫量が増えましたが、だんだんと土地が痩せてきて、それに伴い農薬や化学肥料の使用量を増やさなければならなくなってきます。こうなれば農薬・化学肥料を扱う企業の思う壺で、彼らばかりがどんどん儲かり、農家は借金が返せなくなってしまい、ますます貧乏になるという悪循環に陥ってしまいます。

その結果、農家が農業では生計を立てられなくなり、それに加えて外国資本による工業団地が次々とできて大量の労働力が必要になったことから、農業を捨てて都会に働きに出る若者が多くなりました。

ホタルのロマンチックな話から、いつのまにか農業問題のお堅い話になってしまいましたが、ホタルを見ながら考えさせられてしまいました。

追記:
あくまでも、農産物の生産効率を上げるために、生態系や人体に害を与えるほど農薬・化学肥料を使用することは考え直さなければいけないという意味で、農薬・化学肥料を使用すること自体が駄目で、無農薬・有機肥料栽培なら絶対に良いとは考えていません。

また、農薬・化学肥料を扱う企業の販売方法については、自社製品の効果ばかりを強調し、その使用による悪影響をきちんと知らせず、農家に判断材料・選択肢を与えていないところに問題があると思います。

「僕の農場」の活動は、農作物を育てる喜び・収穫する喜びを都会っ子たちに共有してもらい、豊かな社会の形成に結び付けたいというのが趣旨であり、農産物の生産効率を上げて経済効果を高めること(そうしないと農業という産業自体が衰退してしまうので難しい問題ですが)が目的ではないので、効率や合理性ばかりを追求する最近の社会風潮に反対する意味もあって、できれば無農薬・有機肥料栽培のほうが良いのではないかと考えました。

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農場の一番奥にアリ塚ができていました。

ちょうど隣の土地との境で、フェンスの向こう側の土地は竹藪になっています。

ベトナムでは、井戸を掘る時にアリ塚の直下を掘るといい水が出ると云われているそうです。

作物への散水に便利なように、今度もう一本井戸を掘らなければと考えていましたので、ここに掘ったらいいかもしれません。


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